生徒会長は黒猫

10/11
前へ
/11ページ
次へ
「えーまじでー、ちょーめんどいっすわー」 「僕は嫌ですよ…」 「私も正直めんどくさいです」 「喧嘩ですわね。ワクワクいたしますわ」 皆が口々に言いたいことを言う。 ダリアはそれをすべて受け流した。 「会 長 命 令 だ。」 ボタン以外の三人がはぁあ、とため息。 ボタンは嬉しそうにニコニコしていた。 「反対するものは?」 ダリアがニヤッと口角を上げて言う。 「もー好きにしなさーい」 富士丸が投げやり気味に声をあげる。 他の二人も何も言い返さずに困った顔でだまりこくっている。 これを見てダリアは反対者無しと見てキャットタワーから飛び降りた。 「今度の今度こそ!参るぞ!」 「あーい……」 生徒会一行は今度の今度こそ不良軍団退治へと向かった。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加