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「時にボタン」
「はい、なんでしょう?」
廊下を颯爽と歩きながらダリアが問う。
「他の生徒会メンバーはどこにおるのだ。」
生徒会は会長、副会長、会計、書記、庶務の5人で成っている。
「あら、他のメンバーでしたら今お仕事中ですわ」
ダリアが納得したように頷く。
何を隠そう他のメンバーに大量の仕事を押し付けているのはこの生徒会長さんなのだから。
もちろんボタンにも大量の仕事が与えられていたが彼女はなぜかすぐに終わらせてしまうのだ。
彼女はいろんな意味で謎の多い人である。
「しかし一旦招集した方がよいな」
「何故ですの?不良軍団を潰すくらいならダリア様お一人でよろしいのでは?」
ボタンの問にダリアは不思議そうに目を丸くする。
「第一話からわらわとぬしの二人ではいかんだろう」
「それもそうですわね!」
なんとも現実的な理由で生徒会は緊急招集することになったのだ。
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