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「ではでは、皆揃ったようであるな。」
ダリアが王様気取りでキャットタワーの上から言う。
「今日集まってもらったのは他でもない。実はな、かくかくしかじか……」
「いや本当にかくかくしかじか言ってどうするんですか、ちゃんと説明してください」
ひばりの突っ込みにダリアは顔をしかめる。
「めんどくさいではないか」
「いや、でも」
「それではわたくしが説明させていただきますわ」
名乗りをあげたのはボタンである。
手元の資料を見ながら口を開く。
「実はですね、かくかくしかじか……」
「なんでやねーん。」
富士丸がてしーんとボタンに突っ込みを入れる。
突っ込んでもらったボタンは何だか満足そうであった。
「俺知ってるよー、例の不良軍団のことでしょー?残留兵みたいなのかねー、めんどくさーい」
富士丸がぐいーんと体を伸ばしながら怠そうに言う。
「え?それならダリアさんが一人で片付けられるんじゃないですか?」
ひばりがボタンと同じような質問を投げかける。
ダリアがまたまた当然のように答える。
「初回だからの。皆で退治するのだよ」
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