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ふらふら町をぶらついた
ゲーセンの音 やかましい
耳をふさいでたら
道行く怖いお兄さん
肘鉄が ぶち当たった
「ごめんなさい 違うんです!」
追いかけてくる 鬼たちに
いろんな意味で
泣きわめいて
嫌になって
しばらく走ったその先に
向かい側からも鬼ごっこ
先頭を走っているのは
栗色の髪の女の子
冗談じゃねぇ 道がない!
「「そこをどいて!!」」
さぁ 問題。
どけるでしょうか?
お互いの群れぶつかって
モミクチャ
メチャクチャ
その隙にさぁ 手を引いて
その子と二人で駆け出した
ああ、ほんとバカだオレ
放っておきゃよかったのに
鬼が二倍になって
泣きわめいた
笑われた
「誰のせいでこうなった!?」
女の子に言う
ああ きっとオレの所為
だから泣かないで
訂正する
君のせいじゃないから
ああ、そうさ
これが オレという
バカな男の『アリキタリ』
さあ、人生を謳歌しよう!
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