***chapter1***R

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・・・・・・・・・・・・・・・ 『黒木さん、次の仕事なんでしたっけ?』 眠らない街、東京。 ブレーキランプの灯りが眩しすぎるくらいに連なっている。 光にのまれる夜道も 変わらず車を走らせるマネージャーに、いつものように尋ねた。 「次はね、赤坂のスタジオで雑誌の撮影、その次潮留でコメント収録と、その後………だよ。」 『今日も帰るの夜中になりそうですね。こんなに忙しくなると思わなかった。 …アラサー女には体力的にキツイな。』 少し笑って私は呟いた。 「ちょっと寝て良いよ。到着まであと15分くらいあるから。」 『ありがとうございます。 じゃあお言葉に甘えて。』 目を閉じた。 眠れるはずもないけど。 隣に人が居ると いつもなんか眠れない。 こんなにも眠いはずなのに。
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