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「おいお前」
不意に呼び止められて振り向く。
「僕を捜しているらしいな」
何時の間にかそこにはフードを被った男が立っていた。
「てことはあんたが…」
「そうだ。僕が黒野源真だ」
そう言って黒野はフードを取る。
その時見えた黒野の眼。
周囲との関わりを拒み、近寄る者あらば殺しかねない、そんな刃の様な殺気を宿した眼。
「僕を連れ戻す気なら諦めるんだな…僕はもう戻らないと決めたんだ」
黒野は刀を構える。
「何が…何があんたをそうさせるんだ?」
「答える必要は無い」
黒野の腰にベルトが現れる。
「話は以上だ…変身」
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