急襲

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「あなたも体術を使うようだけど、己の力に過信し過ぎているようだな」 「何故…弾幕を…張らないのですか?」 紅魔館に入ろうとする少年に美鈴は言った。 「あの光の球の事か…張らないんじゃなくて、張れないんだ。だから体術を使った」 「そう…で…すか…」 その場で美鈴は気絶した。 「ちょっとやりすぎたかな…」 そう言って中に入っていった。 紅魔館内 「お邪魔します…って、うわぁ…中まで紅い」 「あなた、ここに何の用ですか?」 館のメイドらしき人がナイフを構えて此方に殺意を向けた。 「別に悪いもんじゃない、だからその銀を下げてくれないか?」 「用件をどうぞ」 メイドはナイフを下げようとしない。 「ここに、監禁、又は軟禁された奴いない?僕はその人に会いに来たんだけど」 「妹様に会いにですか」 ようやくナイフを下ろした。 「話が分かる人で良かった」 「案内します」 メイドと少年は妹様とやらがいる部屋に向かった。 「そういえば名前聞いてなかったけど、なんていうの?」 「十六夜咲夜といいます。咲夜でけっこうですよ?あなたは?」 「う~ん…なんていうか…ない」
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