急襲

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咲夜は頭に?を浮かべた。 「どういう意味ですか?」 「そのままの意味だよ。ま、関係ないけどね」 更に?を浮かべる咲夜。 「今向かってる部屋に行ったら、そこにいる人に話すけど…まぁいいや、簡単に話すね」 頷く咲夜。 「僕は495年間監禁されてたんだ、5歳からね。理由は考えられて2つ」 「話の途中で悪いんですが、もしかして吸血鬼だったりしますか?」 このメイド…なかなか鋭い。 「僕が吸血鬼だってわかるの?凄いねー」 「この館の主が吸血鬼なもので…でもあなた、翼無いですよね?」 咲夜は興味津々だったりする。 「なんて言えばいいのかな~半人半吸血鬼?」 「つまり人間と吸血鬼のハーフ、ということですか?」 「まぁ、そんな感じだね」 たくさんの部屋を通り過ぎて、今2人の前には古びた木製の扉がある。 「ここ?じゃあ話してくるよ」 「気をつけてくださいね?何時暴れ出すかわからないので」 移動中の会話で咲夜は待機することになった。 「大丈夫」 鈍い音をたてながら扉は開いた。
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