夕陽

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「………裏返ってる…どした?」 だよね。分かってます。 私の身体がさらに熱くなるのを感じながら、拓哉に小さく言う。 「わ、分かってる。」 「なんかあった?」 ないから顔を覗き見ないでよ。 そう言う様に、首を振る。 「………帰ろうよ。母さん達怒っちゃうって。」 夕陽の光りに照らされながら、私は拓哉を我慢して頑張って見てみた。 ―気づかれるかな? 「そうだな。」
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