夕陽

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「拓哉。」 私の世界が壊れていく訳ない。 けど、その前に。 「どうした?」 ―伝えたい…。 でも、その時。 私から彼を奪うものが、私を襲った。 彼が手を差しのべた。 必死な顔で差しのべた。 でも、私にはとどかなかった。 音もなく、壊れていった。
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