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そこは、暗い一人の世界だった。
大切な人がいない、そんな世界。
君がいない事が寂しく何故か思えなくて。
それは、開幕のベルでした。
―目を開けたら、お父さんとお母さん、そして、誰か知らない人がいた。
「お、父さん。お、母さん。」
二人は私が起きたのを確認すると泣いて笑った。
ちょっと、布団汚れるじゃない父さん。
なんて思っていると、知らない人が私を呼んだ。
「………夢。大丈夫か?」
私は首を傾げた。
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