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「どうだ、そういう連中に揉まれてみたくねえか」
憂木は、既に決意を固めた表情でいた。
「国原さんともまたやりたいし、その人達ともやってみたいす。でも、何より……」
冴島を見据える。
「アンタに勝ちたい」
冴島は、声を上げて笑った。
「俺の足ぶっ壊しといて、そりゃねえだろ。……まあ、決着はいずれな」
冴島は、傍らのボックを見上げ、微笑しながら告げた。
「ジャスト テン」
ボックは、立てた親指を軽く突き出しながら、ウインクを返した。
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