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中には工業技術以外を仕事する者、在り方とする者もいる。それは全員がみんな工業技術をしていては種族というシステムが成り立たない事は明らかであり、成り立たせるための者。また、工技人類と言えども娯楽や趣味がある。娯楽や趣味があるからには提供したり、象徴する者達が必要となってくるわけである。
しかしそうは言っても、工技人類は工技人類なのだ。工業技術を軸に置かない者は少数である。
工業技術が彼らのステータスであるとしたが、では彼らのステータスは工業技術の中での何を主軸においたらステータスは良くなるのかという話になる。答えは簡単、『より進んでいてニーズを抑えた技術を持つ事』である。
進んでいる技術は言わずもがな、彼らの努力や才能によって決定されるものであろう。では、ニーズを抑えた技術とは何だ。またこれも簡単な答えで、要は流行と需要である。
現在の「ニーズを抑えた技術」は主に《情報制御》と《電気電子制御》である。次点で《総合機械》なるものもあるが、いずれにしてもこれらにはスレットの《電波制御》は該当しない。
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