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正体不明の軍艦だ!対空戦闘車両も出撃させよ!なんとしても打ち落とせ!」
「やっぱり出てきたね。これじゃないと戦いは面白くない。」
軍服を着た金髪で長髪の男は目の前のモニター、地上から次々と飛び立っていく戦闘機の姿を眺めながらつぶやく。顔も美形でその姿は周りにいる女性オペレータもつい見とれてしまうルックスをしている。
「でも、そんな兵器じゃこの戦艦ヴァラートは落とせないよ。」
「しかしオルオニアス様、この星、水も緑も、資源も何もありませんよ。こんな星を支配して何のメリットがあるのですか?」
オルオニアスと呼ばれた軍服を着た男、オルオニアス・ケルディロームは右手を顎に当てながら答える。
「あれだけ時間が経っているのだから少しは期待していたんだがね。こりゃ思ったよりもひどい。でも、我々の星よりはマシだろう?一時しのぎにはちょうど良いんじゃないか?僕はそう思うんだけどね。クロノ。」
同じく軍服を着た、こちらは黒髪の短髪でがっちりした体型の男、クロノ・アビノールは「確かにそうですが・・・」と返す。
「しかし、まずは目の前の敵をどうにかする必要がありますね。」
「そういうことだ。クロノ。敵の数はどれくらいなんだい?」
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