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情報の信憑性は高い。
「ということはあの船はこの星の外からやってきたというのか?」
「・・・そう考えるしかありませんね。しかし、今更何のために・・・。」
そのとき、目の前の軍艦が動きを見せる。
船底の一部が開き、中から筒状のものが姿を現した。
そして、オペレータの一人が叫ぶ。
「目の前の船から高熱源反応が二つ確認!」
「なんだと!?」
その直後、空飛ぶ軍艦の先端、筒状のものから二筋の閃光が発射された。その閃光は王宮の真上を通過した。その様子は目の前のモニターでも、窓からの有視界でも確認できた。
「なんだあれは!?」
クランダが叫ぶ。
「おそらく、ビーム砲です。」
マリアンが冷静に答える。
しかし、この距離なら直接この王宮を狙って発射する事も可能だったはずだ。ということは。
「これは威嚇射撃と見て間違いありません。あれは我らの敵です!」
「しかし、何もコンタクトと取ってこないとは・・・何を考えているのだ!?」
「とにかく防衛体制を取ります!戦闘機、全期準備でき次第発進せよ!目標は目の前の
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