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大河
(凛は…ねぇな…アイツは空と二人でよろしくやってるだろうし…麗奈…いや、ありえん!あの金の亡者が文無しの俺を訪ねるかってんだ!となると最後はアイツか…)
西岡に連れられて来た少女は予想通り、
あのカフェの店員だ…
大河
「おう、どうした?困り事か?」
少女の顔を伺う、
昼間会った時とはまるで違う雰囲気だった…
大河
(なんか怒らせること…したなぁ…)
少女は近づいて来て、大河に一枚の紙を見せる。
紙に書かれた内容は
木嶋 大河 (21)
仕事内容 何でも(麻雀は得意)
住所 公園
大河
「俺が渡した名刺じゃねぇか」
少女
「大河さん…麻雀打てるんですよね…」
大河
「ああ、麻雀は俺の唯一の食い扶持だからな」
少女
「なら…」
少女は泣きそうな顔をして、大河の方を向く。
少女
「お父さんを助けてください!!」
少女はそう言うと頭を下げる。
大河
「なるほど…」
大河の考えていることはだいたい理解できた。
その考えていることとは…
久々に麻雀が打てる…
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