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後ろにあるドアがゆっくりと開く。
ドアを開けて入ってくるのは娘ともう一人…
パッと見、服は泥だらけで、自慢の金髪はボサボサに荒れている…
目付きは悪いし、態度もでかい…
少女
「お父さん!」
男
「茜…どうしてここに!?」
娘が何故ここに来たのか知らない、
それにあの男のことも気になる。
男
「そ、そこの人は…」
大河
「代打ちの木嶋 大河だ」
男
「だ、代打ちだって!そんな誰だか知らんヤツに命を預けろって…」
誰だか知らない者に命を預けるなど考えられない、
これは普通の反応だ…
茜
「でもお父さん!」
茜が何か話そうとしていると、大河が勝手に点数表を見る。
大河
(これは酷でぇ…二局続けて四着…しかもマイナス…となるとこの麻雀のルールはトビ無しか…にしてもこんな酷い点数にはならない…多分あのヤーさん達は通しをやってるな…)
大河は紙を見ながら考え込んで、
この間、皆にいろいろ言われていたが、大河の耳には入っていない…
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