俺vs借金

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真祐美 「大河…貴方最近学校行かずにバイトしてるんですって!?何で一言も母さんに話さないのよ!!」 大河 「いや…それは…その…」 真祐美 「そんなにお金が欲しいのなら母さんに言いなさい!ちゃんとあげるから!!」 流石に理由を言わない訳にはいけなくなる、 何と言われるか少し怖かったが… 母さんに話すことを決意する。 大河 「俺は金なんていらない…」 真祐美 「ならどうして学校サボってまでバイトしてるの?」 大河 「桜を高校に行かせるために…」 そう言った瞬間、母さんは驚いた顔をしていた… 大河 「今どれだけの借金してるか知らないけど…このままじゃ桜が高校行けねぇってのは解る…だから…!俺が少しでも助けようと…!!」 真祐美 「子供がそんなこと考えなくていいのよ!こんな親の借金のことなんて…」 大河 「親の借金のためじゃねぇよ…」 さっきまで申し訳なさそうにうつ向いていた母さんは、俺の言葉に反応してゆっくりと前を向く。 大河 「家の借金だ、母さん…」
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