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そんな日が続いた…
ある日のこと…
何もない家の中に入って来たのはヤクザ達だ…
これ以上…
これ以上、俺から何を奪うつもりだ…
何もない俺から…
どのような絶望を与えるつもりだ…
ヤクザ
「サインをしろ…」
そう言われ、紙を渡される、
俺は紙に書かれた内容も読まずにサインをする…
もうどうなってもいい…
そう思いながら…
俺から紙を受けとると、ヤクザは俺に向かって何かを渡してきた…
紙…
いや…
札束…
ヤクザ
「本当にお前はツイてるぜ…まさか宝くじが当たってたなんてな…その金は釣りだ…」
それだけを言って、ヤクザ達は帰って行った…
まさか…
冗談で買った宝くじが…
こんな形で俺を救うとわな…
その時だったろうか…
自分の強運を意識し始めたのは…
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