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「おい何処へ…。」
「ここニャよ。」
数十m森の中を歩きついた場所はこの森の中にある木の中で一番大きな木の前だった。
「樹齢100年はとうに超えていますね。」
「うん、昔からあるみたいニャ。
それよりも…ポチっとニャ。」
ネヴァと話ししながら足元を探っていたランランが地面に合った赤いスイッチをポチリと押した。
ゴォォォォォォォォオ…………
「何の音だ?」
「フニャフニャニャニャニャ!」
今の音もだがランランの笑い方もなんだ?
そう俺が思っていた時だった。
先ほどは遠くから聞こえていた音がどんどんと近づいて来る。
そして…ドガァァァァァァァァァァアンっ!!!!!!!
「「………」」
「どうニャ、驚いたかニャ?」
もう呆れて声も出ない。
自慢気にランランはでてもない胸を張りながら言っているんだが…。
「唯音、また自分のことで失礼なこと考えたニャ?」
何故バレる?…それよりもだ。
「これは一体何なんだ。」
先ほどの音と大きな揺れと同時に大きな樹のある場所の目の前の地面が割れ、そこからシェルターの様な筒が現れたのだ。
その中に入るらしい扉もある。
「ニャはっ!このシェルターに入るニャ!
そしたら直ぐに闇ギルド『スレイヤー』の基地なのニャ。」
…こいつ島を自分でとったみたいなことを言っていたな。
そしてこのシェルターに地下基地…どんだけだよ。
ギルドの構成員もたった15人しかいないのに、やり手ってことだけで済ませていいのか?
あぁ…なんか考えるのも疲れてきた。
「ほーら唯音早くニャ!」
「唯音様行きましょう、何かドキドキします!」
ネヴァ…凄く楽しそうだな。
とりあえず俺はランランとネヴァの後に続きシェルターの中に入る。
そして扉が閉まると少し揺れたが直ぐに地下基地に着いた。
意外にもシェルター内は音が響かないということも分かった。
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