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「闇ギルドは実力者社会…反抗してくる奴らニャんか逆にのしちゃえば良いのニャ。
まっ、自分のギルドのメンバーは押されると弱いから強気でいれば全然、問題なしなのニャよ。」
ほらな…ネヴァまで呆れてるぞ。
「ランランさん…そうですよね!!」
はい?
「唯音様の見せしめてしまえばまったく問題ありませんよね。
唯音様はこの世界で一番お強いですから!」
「そうニャそうニャ、ネヴァちゃんはこの実力者社会良く理解しているのニャ!!!
世界で一番…かどうかは分からニャいけど本当にそのくらいはいけると思うのにゃ。」
俺の心情を知ってか知らずか楽しそうに話している。
何か最近表のギルドに物凄く強い奴が現れランクはZランクくらいらしい。
まぁ俺には関係ないがな。
「ところでランラン。」
「ん?何ニャ?」
「ここのギルドの本拠地はここだが建物なんてどこに…。」
途中ふとランランを見ると何故か物凄くニヤニヤしている…。
「…どうしたんだ?」
「いやぁ、やっとで聞いてくれたニャ~と思って。」
建物のことをか?
普通のギルドなら建物があり、その中にギルド員が大勢いいるものだがここは何も無い島。
こんな疑問を持つなんて当たり前だ。
「ふふふ…実はニャ、とりあえず案内するニャ。
そうニャ、一応そのローブを着てて。
今のびてるけどいつそいつら戻って来るから分からニャいからニャ。」
「あぁ分かった。」
俺はランランに言われると先ほどもらったばかりの黒いローブに身を包む。
俺がローブを着たのを確認すると、自らも何処からかローブを取り出しそれをまとう。
そして森の中をズンズンと歩き始めた。
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