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俺達は今ルーマラルスの高級感溢れる一件の豪邸の前にいる。
そこは音もなく静まり返っていた。
「不気味ですね。」
「流石貧困街の子どもを拐い実験してるだけの事はあるのニャ。」
そう、この家の貴族は子どもを拐い何かしらの薬の実験道具として使用しているらしい。
多分依頼した貧困街の人達は知らない。
ただ奴隷として働かされていると思っているそうだ。
彼らは聖ギルドに子ども達を救ってくれと依頼をしたがそんな根拠もない、しかも相手が貴族だと言うことで断られたらしい。
住民はその対応に憤りを感じ闇ギルドに依頼をした。
まぁ、全てランランの情報網なので 間違いはないだろう。
「自分が正義とか思っちゃってるあいつらムカつくニャね。
何で困ってんのに相手が貴族だからって!」
「そうですね!早く任務こなしてその方々にもお灸を据えて差し上げましょう!」
今から人を殺しに行くはずなんだが…まぁ良いか。
俺はただ俺の守りたい人達を守るだけ。
「よし、じゃあ唯音これつけてるニャ。」
ランランが差し出したきたのはイヤホンマイク。
「唯音やあたしなんかには意味ないかも知れないけどこれ通信機の代わりとジャミングの際機械から発せられる反発魔力を防御する機械ニャ。
帝レベルになるとにはジャミングについては余り効果はないと思うけど雑魚達には効果抜群!
頭痛、目眩、耳鳴り、嘔吐と人間組織の一部を麻痺させちゃうのニャ。
我ながら凄い発明をしてしまった!!」
うん…俺は何も言わずそのイヤホンマイクを耳につけた。
「んじゃあまぁ、ミッションスタートニャ!」
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