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「いらっしゃいませー」
「友達が誕生日なんですけど…なんか花束作ってくれませんか?」
「わかりました」
あれから、俺は頑張って花屋を開き
たまに雑誌にも乗るようになった
「わぁ・・・っ!綺麗…!!」
「喜んでもらって良かったです」
「///…ありがとうございましたっ」
女性客は、顔を真っ赤にして金を置いて女の子ぶる走り方をして店を出た
「・・・はぁ」
なんか最近、女しか来てない…
カランカラン♪
「いらっしゃいま…山田先生!」
あれから山田先生は、あの病院で医者を頑張ってる
今まで茶髪だったが、なんかの流行りなのか、
黒髪パーマにした
「やぁ。久しぶりだね隼人くん」
「いや先生…変わりましたね(笑)」
「まぁ…イメチェンってやつよ…
離婚しちゃったしね」
「離婚…?え!?
先生結婚してたんですか!?」
「してたよ、同い年の超美人。」
あまりに意外で
開いた口がふさがらない
「隼人くん、元気そうで良かったよ」
「まぁ・・・」
「これ。もう渡してもいいかなって」
先生は鞄からかわいらしい紙を出した
「…なんすかこれ?」
「澪ちゃんが最後に残した手紙だよ」
「え…っ!?」
「あとで読んでくれ。じゃあ、また来るよ」
先生は、爽やかに花屋を出ていった
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