少女と浮遊霊

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菊はため息をつき、 「そういう問題じゃないわよ!確かに私が居れば山夜道に出る物の怪くらい屁でもないわ。お爺ちゃんが心配するでしょう? それに…もうすぐ、黄昏の時よ。」 「お爺ちゃんは心配性なのよ。ぎゃ、黄昏時!?…早く帰らなきゃ…!」 急いで山を降りる。 …何分歩いただろう。 一向に景色ぐ変わらない。あの木さっき見た気がする。 「「ねえ」」 2人の声が重なる。 「「もしかして私たち迷子になったかも」」
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