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亮は、一度咳払いをしたあと何故か俺に頭を下げる。このなんとなく予想がつく見慣れた展開に、俺は口をおもいっきりへの字に曲げた。
「合コン一緒に行ってください」
日頃のふざけた態度とは正反対なくらい真面目な亮がそこにはいた。
「嫌だ。お断りだな」
俺は即答。
「そんなあああ!」
亮は頭を抱えて床に倒れ込む。ーーこのリアクションも飽きるほど見慣れている為そのまま亮を放置した。
「……咲夜くん?」
亮との事が一段落して少し休んでいると、横から女の子らしいか細い声が聞こえてくる。
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