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~フェルマータの、とあるゲーセン
そこには、無惨な姿にされた音ゲーの筐体と、止めようとしたが返り討ちに会い血を流して倒れている店員が数人……。
これらは音ゲーを破壊するのが目的の『クラッシャー』と呼ばれる者にがやったこと。
「いやー、なかなか壊し甲斐のある台だったな……ん?」
クラッシャーは、壊れた筐体の前で啜り泣く音ゲーマーに視線を向けた。
「おっと、そこにいるのは音ゲーマーか?」
視線を向けられた音ゲーマーは身体をビクッとさせた。
「と言うか、この島にいる人間の8割は音ゲーマーだったっけ?まあいい、リーダーの命令だからな…お前に恨みは無いけど、音ゲーマーだから…くたばってもらおう!」
クラッシャーは筐体を破壊するための金属バットを音ゲーマーに振り下ろそうとした、その時…!
「待ちな、クラッシャー共!!」
店の入口から、一人の少年が入ってきた。
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