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腕を掴み思いっきり壁に打ちつける。痛い怖いと喚く藍羽先輩の唇を塞ぎ黙らせ、舌を差し込んだ。
一通り口内を暴れ回ったあと唇を離すと、ほぼ酸欠状態の彼は肩で呼吸をしていた。
「しっ…しんじらんねぇ…学校で、こんなこと」
「みんなしたいと思ってんの。」
「は?」
「あんたと、こういうことしたいって。」
「んなわけ」
「みんなあんたとヤリたいと思ってんだ」
「おまえ、ちょっと落ち着け」
「先輩は俺のなのに…っ」
「るき」
「…っ!」
ダムが決壊したように溢れて止まらなくなった言葉。
それを止めてくれたのは恋人からのキスだった。
「…先輩」
「ねぇ、それ、るきの勝手な思い込み?」
「違っ、ちゃんと聞いたんです。先輩とヤリたいって。絶対可愛く鳴くって…今度犯そうって…っ!」
そう。俺はその言葉を聞いた瞬間に 自分の感情をコントロールできなくなったんだ。
「じゃあそれが、停学なった理由だ?」
「ん…まぁ…」
「俺のため…だったのか」
「違いますよ。自分のためです」
だって俺の恋人が他の男に襲われるなんて、考えただけで気が狂いそう。そんなの、俺自身が耐えられるわけなかった。
「くふふ、そっか?でも、大丈夫。絶対襲われないから。」
「だからっ!なんで言い切れるんですか?もっと危機感持って下さい」
「だって、るぅが守ってくれるでしょ?俺のこと。」
「…っ、…」
「俺にはお前がいるから大丈夫なの」
この人はほんと、ズルい。
「…当たり前です。全力で守りますよ」
「かぁっこい~」
まぁ、かっこつけたって何したって俺停学食らってるんでずっと一緒にいられるわけじゃない。
そうだな、まずは…
(あれ、どうしたの?教室来るなんて珍しいね)
(先輩、)
(ん?…っんん!)
(え?)(なっ!)
(は、ちょっ、おま…っなにやって…!)
(先輩方、この人は俺のモノなんで手ぇ出したら許しませんからね?)
end
最後nさん、先輩方の前でちゅーをかましました。
[na/後輩×先輩]
[na/周りからモテてることに気がつかないa]
より、若干…2つ目のに逸れてるかは分かりませんが、書かせていただきました。
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