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えっと、今魔力を計る水晶を使って僕の力を計るみたい。
なんか僕の展開早くない?
(気のせい木の精、作者がダルいだけだから)
また陸華の声が聞こえた。長く付き合ってたからかな? 多分思考がわかるようになったんだろうと納得しておく。
「えっと、魔力の流し方……」
「気合いを入れるみたいに掛け声をする人もいたり、集中してする人もいます」
「そうなんですか。有難う御座います(ニコッ)」
「ど、どういたしまして……」
顔が赤いけど風邪かな? セイもたまになるから予防しとかないと。
「じゃあ、はぁ……」
リラックスした状態で、水晶に感覚を向ける。すると、なにかが水晶に吸い取られる感じが……。
ビシッ ビキビキッ パキッ
「…………ップ、ストップ。ストーーーーップ!!」
「へっ? うわっ!? なにこれ、罅?」
「狐塚さん凄いです。現帝王より魔力が多いなんて」
「魔力は帝王以上と。ではこちらの水晶に触れてほんのちょっとだけ流して下さい」
言われた通りにちょっとだけ流すと、水晶が虹色と金、紺、萌葱色に輝いた。
「えっと、全属性、創造、破壊と…………何でしょう萌葱色は?」
「…………、生命らしいです」
持ってきていた刀から知識が流れてきた。
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