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「おい兄ちゃん、いい魔導二輪持ってんじゃねえか」
「つい書いちまったが、なんのアンケートだこれ?」
「あっ、書けました? じゃあカード発注しますね」
「えっ!? いいんだ、それで」
驚き無しで紙を持ってった。
「おい兄ちゃん!! 無視すんなや!!」
「ちょっと待って。ギルカ貰ってからまた話しかけてくれ」
「あっ、スミマセン……。って、なる「お待たせしました」
「こちらがカードとギルドマスターです」
「どうも。……って、下さいよ」
受付嬢から差し出されたカードを受け取ろうとしたら、横からカードをマスター(♀)がかっさらった。
「いやな、お前魔力0だからな、無理だろうと思ってさ。二、三時間前に最高値叩き出した奴が来たのに、魔力0なんてな」
「なに赤くなってんすか。何か良いことあったのかい? まさか、勇者召喚で異世界から喚んだら柊狐塚なんて名前の男の子が現れて、覚醒の儀とかしてみたら色んな力を持ってて、更に全属性で希少属性まで持っていて水晶だったら割れて、数値化したらかなり高くてマスターか強い奴と戦ったらなんか大差で狐塚が勝って、その人が帝的なクラスの人で当然勝った狐塚は帝クラスになり多分全帝に就任しました~。そして狐塚に惚の字、ってわけじゃぁねぇよなぁ」
言い終わった瞬間、2人とも真っ赤になった。いやぁ、今回も面白いもん作ってくれそうだねぇ。
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