主人公？ いいえ、鬼畜です(ノン規制版)

始まりの続き

ちょっと気が引けるので、依頼書を確認する。

報酬 銀貨50枚
ポルックバニーニ×２
ドワーフドッグ×１
両方生け捕りかつ健康体であること
できたら、ブーツキャットも頼みたい。捕獲できたら追加で銀貨25枚

銅貨１枚＝10円で、板と硬貨それぞれ百枚で銀金、白金と価値が同等になる。

硬貨×100＝板、板×100＝次の色
銅(10円～)→銀(10万～)→金(10億～)→白金(10兆、硬貨のみ)
硬貨、直径30㎜厚さ５㎜。板、縦30㎜横60㎜厚さ５㎜。
な具合だった。子供の小遣いが銅貨50枚そこらで、役所仕事が銀貨５～10枚くらいらしい。(鬼魂曰わく)

ドワーフドッグは大人でもドワーフラビット位の毛が柔らかい犬である。
今は金貨２枚、銀貨217枚。別に要らねえな。

｢そうだな。そんだけありゃ大丈夫だろ｣

｢チビ犬もウサ丸も捕まえているから終了三枚目で、他の依頼はっと｣

ガソリンはとうに尽きてるんだが、鬼魂に聖剣の解放能力を付加すると目覚めて無かった能力が一時的に使えるので、何時までも走っていられる。
ちなみに、呪力、輝力共に無限だった。やっぱテンプレだよな。

｢盗賊の討伐、森の近くの街道で出てくるらしい｣

｢なんか捕まってそうだな、姫とか騎士とか｣

｢まっ、起こりえるな｣

まだ城でまごついてる狐塚は無理だから、違う奴か俺なんだろうな。