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「(なっ、なんでしょうこの胸の高鳴りは)では改めまして、この国の第二王女のセイクリウッド・S・アリオールと申します」
「僕は柊狐塚です。……………………って、王女ぉぉぉぉ!?」
王女様ってさっきまで普通に喋ってたけど、不敬罪とかならないよね。
「はい。で、此方は」
「巫女のフィル・アンクライツ・フォン・カッツェ・エイブラムス・ホーエンハイム。………………(ボソッ)市ね」
「えっと……セイクリウッド様、僕を喚んだのはどういった御用件でしょうか?」
「私の事はセイとお呼び下さい。それと、敬語は不必要です勇者様(そうじゃなければ近づけれないわ)」
「ゆっ!? はぁ、で、では……セイ。僕を」
「姫様が喚んだのは、この頃何だか様子がおかしく、頻繁に死者が出るようになったからです。ここからは歩きながらでも説明できます。…………………(ボソッ)四ね」
移動する事となり、扉から出るとセイが隣に並び、フィルさんが先導しながら案内を始める。
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