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また掛かってきたから直ぐに出る
「えっ、前!? 今度は瞬間移動並だよ!?」
『……ワタシ陸華アルヨ。今アナタの後ろ居ルネ』
「えっ!? 後ろ!?」
いつの間にきたの!? 後ろを振り返り、身構える。
『居るわけ無いアルヨ。常識的に考えるネ!! ホントお前は馬鹿アルナ。所で狐塚、どうやて覚醒の儀行たアルカ?』
「えっ、嘘だったんだ。
(ちょっとだけ安心)
えっと、覚醒の儀は王家にある聖剣、たしか世界に六本しかないって。それに触れたら神様に(ブツッ)……切れた」
あれ? 圏外だ。なんでさっきまで通じていたのに……。
ケータイを動かして確かめる。
てゆーか、来てたんだ……。どーしよ、餅巾刑だよね? でも、どうして聞いてきたんだろう。来れば、…………うん来なくて良かった。
「あの、勇者様? 入っても宜しいですか?」
セイが扉をノックした。ふう、いい加減勇者って呼ばれるの止めて欲しいな。
狐塚side out
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