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「あ? やっとクソダルい話から視点が戻って来たか。ちょうど盗賊を退治し終わった頃でよかった」
盗賊のアジトに鬼魂を走らせ突っ込んで行ったら、殆ど撥ねてボスみたいのに前輪ぶつけたら気絶して終わった。
倒した盗賊から金品を剥ぎ取り、武器や鉄くずを回収する。
「あの~、助けて頂いた……で宜しいですか?」
「で、コイツらは前に襲われて、売る前に犯されそうになっていた幼気な括弧笑いの少女。ちなみに貴族のご令嬢でその他侍女と女騎士様です。テンプレ通り魔法封じの枷が付いてます。説明終わり」
「あの、誰に説明を?」
「結果として助けました。あんたらの馬車は売られてしまい、まあ盗賊の馬車があるからそれで送ってやるよ。いや、馬もあることだからそれで帰るなり行くなりしたら?」
「スルー?」
「……、ではこれからあなたはどうするつもりですか?」
トイハウスの鍵をそこら辺の物体や空間に差し込み、回すと狙った物が吸い込まれる仕組みで盗賊やその他をお片付けする。
「まだ依頼が二枚有るんでぶらつきながら近くの街に向かうけど?」
「いやなに、護衛を頼みたかったのだが」
「大丈夫、近くの盗賊をここの奴と間違えて全部潰したから、ある程度は安全だ」
いやあ、走ってるとわんさか出るわ出るわで叩きのめしといて回収した。
「そうか。あと………………見ていないで外して欲しいのだが」
「あっ、外して欲しかったんだ。何も言わないから見てて欲しいのかと思ってたよ」
壁に腕の枷にある鎖で引っ掛けてあって、殆ど服が剥ぎ取られ下着のみかパンいちの姿だ。
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