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Mao said
魔小「えっと・・・古龍君?」
デュエルが終わると古龍君は黙って俯いてしまった。
魔小「(もしかして・・・また離れていくのかな・・・)」
私がデュエルをすると皆が離れていく。私がデュエル強いから・・・誰も相手にしてくれない。事実、私は同学年の人に負けたことが無い。
魔小「(私だって・・・好きで強くなったわけじゃないのに・・・やっぱり無理なのかな?)」
あの人が完璧を望んでいるから私は完璧じゃないといけない。学校の成績も他の何でも。どれでも一番を取るのなら周りから嫌われても当然だ。やっぱり、無理なんだ。私には・・・と考えていたら
雅「・・・い」
魔小「え・・・?」
雅「すっご~い!!」
そう言って古龍君はものすごい勢いで私の手を握って上下にブンブン振ってきた。何、何なの?
雅「あそこまで相手の手を読むプレイング何て初めて見たよ!!ねぇねぇ、もう一回やろう?もう一回やろう?」
魔小「ふぇ?」
思わず呆けた声が出ていた。こんなこと言われたのは・・・初めてだ・・・
雅「ねぇねぇ、やろうよ?あんなにワクワクしたデュエルは久しぶりなんだもん」
魔小「ちょ、ちょっと・・・待って・・・とにかく・・・手放して///」
今まで、誰にもこんなことされたことなかったから・・・恥ずかしいよ
雅「ふぇ?わわわ、ゴメン」
ようやく古龍君は自分が何してる気づいたみたいだ。・・・遅いよ
雅「いやぁ、ゴメンゴメン。久しぶりにいいデュエルだったから嬉しくて嬉しくて」
魔小「えっ?嬉しい・・・?」
何で?古龍君は負けたハズなのに?
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