第一話「始まりの時~start~」

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雅「というか、浴衣着てるってことは一辺帰ってきたの?」 魔小「うん・・・夏祭りは浴衣で行くものって・・・女の子達が言ってた・・・」 ということは、その話を聞いてなかったら直接来てたってわけか。 雅「ということは、お母さんにも手伝ってもらったんだ。浴衣って一人じゃ着にくいし」 しかし、魔小は悲しそうに首を振って・・・ 魔小「ううん・・・近所のおばあさんにしてもらった・・・」 雅「えっ?お母さんじゃないの?」 てっきり、母親に手伝ってもらったんだと思ったのに・・・ 魔小「母さん・・・忙しいから・・・」 魔小は悲しそうに顔を伏せた。 ・・・どうやら触れちゃいけないとこに触れちゃったみたいだ 雅「そっか・・・ゴメン」 魔小「謝らないで・・・いい・・・古龍君は・・・悪くない・・・」 雅「でも・・・」 魔小「いいの・・・変わりに・・・」 そこで魔小は少し笑って・・・ 魔小「夏祭り・・・一緒に楽しんでくれれば・・・それで・・・」 雅「・・・そっか・・・わかった、行こう」 なら、一杯楽しませてあげないとね。僕達はそうして人混みに入って行った。
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