23人が本棚に入れています
本棚に追加
雅「ありがとう。助かったよ」
助けてもらったらお礼をいい頭を下げる。これ常識。
魔小「別に・・・いい・・・私が・・・勝手にした・・・だけだから・・・」
・・・この子・・・いい子だな・・・
魔小「そういえば・・・アナタの名前・・・は・・・」
雅「あ、あぁ古龍雅だよ。よろしく」
そう自己紹介すると・・・
魔小「もしかして・・・あの古龍君?」
雅「へっ?」
何か僕有名になるようなことしたっけ?
魔小「あの授業をサボってカード弄ってるって噂の・・・」
雅「あぁ、間違いなく僕だね」
即答する。いや、全部サボっている訳じゃないよ?
魔小「確か・・・水泳の時だけだよね・・・何で?」
雅「あぁ・・・それ聞いちゃうか・・・」
恥ずかしいんだけどな
雅「それはね・・・」
魔小「うん・・・」
雅「僕"ペンチ"だし・・」
魔小「・・・凄く間違ってるけど・・・沈むことはよくわかった・・・」
うん。わかってくれて何よりだ。
魔小「そういえば・・・これ・・・」
そう言って魔小がカードを差し出す。
雅「ってバジュラズテラ!?危ねぇ、ありがとう」
まさか切り札を落とすとは・・・本当に危なかった・・・
魔小「そうだ・・・私の・・・自己紹介・・・」
そう言うと魔小はこちらに向き直り
魔小「神無・・・魔小・・・よろしく・・・」
にっこりと笑った。思わず視線を外す。
魔小「?・・・どうかした・・・?」
雅「な、なんでもない、なんでもない」
流石に今の笑顔がメチャクチャ可愛いかった・・・とは言えないわな。
最初のコメントを投稿しよう!