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きっかけは今の私達には分からない
主、生まれもって居た人格が今はいないから
でも覚えてるのは小さな頃
幼稚園の頃からの記憶が少しあるだけ
親は自分に無関心だった
泣いても笑っても怒っても、ちっとも相手をしてはくれなかった
一人で与えられたお金でご飯を買いに行ったり、一人でテレビを観、一人で寝る
こんな毎日の繰り返しだった
そんな毎日が耐えられなかったのか
声が聞こえた
ふと見ると鏡に映る自分
それから鏡に映る自分と話すようになった
声の相手は男の子
雨心と名付けてあげた
雨心の声はみんなに聞こえているものだと思ってた
しかし違っていた
それが分かった時
きっと神様が私に授けてくれた特別な友達
そう思った
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