最終章
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石井健次(いしい けんじ)は公園のベンチに座り、周りの光景を眺めていた。 いや、彼は眺めてなどいなかった。 ただ目を開いていただけで、周りの光景など見ていなかった。 今の石井には、公園の光景を光景として認識することが出来なかった。 目は開いていても見ているわけではなく、音が聞こえても聞いているわけではない。 ただ、ガラス瓶を握りしめたまま、ベンチに座っているだけだった。
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