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「あ、もしもし母さん?」
「あちゃー、今日もちゃんとかけてきたわね」
「もう前見たいなのは嫌だからな」
「で、どうなの、進級できるの?」
「いや、そこまで頭悪くないし、普通にできるから」
「あらそう?残念」
「いや、俺が留年とかしてたら困るだろ」
なんつー親だよ……
「じゃあねー、母さん忙しいからもう切るよー」
「あれ、どうしたの?」
「母さん課長に昇格したのよー」
「へえ、すごいじゃん」
俺の母さんはある有名な企業で営業をやっている。
どうやらこのたび課長に昇格したらしい。
ともあれ、いつもの説教がないのは嬉しい。
「というわけで今とても忙しいのよ、だからお説教はまた今度ね」
「それは結構です」
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