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この森にある唯一の光り。
感情がなくたって思う。
きっとあの月が消えたら
この森も消えるって…。
侑「あんな月…無くなれば
いいんだよ」
消え入りそうな声で
呟くユウリ。
裕「それは駄目だよ。
あの月が消えたら
きっとこの森も
消えちゃうから…」
侑「どうして?
僕はあの月が憎い」
どうしてか?
根拠なんてないよ。
ただ…思うだけ。
裕「どうして憎いの?」
こんなにも綺麗じゃないか。
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