・出会い

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廊下を歩いてると授業が始まっている為、静かだった。 「原川!何してる!」 学年主任の先生の声は大きすぎて、イヤホンをつけていても聞こえた。 声でかすぎ…授業の迷惑じゃない? うるさいっつーの… 里「ちょっと…帰ろうかなって」 先「おぅ、気をつけて。 …じゃない!ほんとお前は…」 はぁ…、捕まった ずっと喋ってる。 そんな先生の目を盗んでコッソリと歩き出した。 そしてまた校内をブラブラし始めた。 里「あー、アタシを満足させてくれる男は、いないの!?」 静まり返っている廊下で叫んだ。 「させてあげようか?」 2階に続く階段から声が聞こえた。 聞かれていた事が少し恥ずかしい… 里「は?誰…」 アタシが答えるとひょっこりと顔が出た。 「俺のこと知ってる?」 里「知ってる訳がないでしょ」 「…。まぁそうだよな~。学年違うし」 あぁ、やっぱり。 翔「俺、岩桐翔太って言うの。」
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