・出会い

9/15
前へ
/331ページ
次へ
里「な、なんにょこと~?」 しまった!噛んだ… 翔「動揺しまくりじゃねーか、目泳いでるし!」 翔太がお腹を抱えて笑った。失礼な奴。 里「アンタねぇ…」 翔「ストーップ。」 そう言って翔太は人差し指でアタシの鼻をコツンとつついた。 翔「俺ら仮にも付き合ってるんだからさ、名前で呼べよ。」 里「岩桐。」 翔「なんで名字…」 里「翔太先ぱぁ~い。」 思いっきり甘~い声で呼んでみた。 翔「…里子、それやばいからやめて…」 徐々に翔太の顔が赤くなっていく。そしてそっぽ向いた。 里「どうしたの?先ぱぁい。」 追い打ちをかけるようにもう一度甘い声を出す。 すると、額に軟らかい何かが触れた。 翔「やめてって言ったじゃん…」
/331ページ

最初のコメントを投稿しよう!

108人が本棚に入れています
本棚に追加