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ありさの兄、光は少年野球チームに所属している。
光ははっきりと言った。
「オレ、いまはよわっちーけど、ピッチャーになって、コウシエン行って、優勝すんだ!見てろよ!ありさ!エイト!」
「えーすごい!にーちゃん!かっこいい!!」
負けじと英斗が続く。
「オレなんて、せかいでイチバンになるさ!そんで、そんで、ありさと結婚すんだ!なっ、ありさ!」
恥ずかしさなんて、どこにもない。
真っ直ぐで、純粋な瞳。
「うん。……!」
わたしも英斗と同じ瞳で、そう答えた。
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