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「いってぇ畜生ぉ・・・!!」
結局痛みましたすいませんでした婦長さん。
まぁなんとか目的の場所に来れたからよしとします。
"図書室"と書かれた木彫りの札が吊された部屋の扉を開け中に入れば、そこには様々な分野の本がところせましと置いてあった。
まぁ図書室だから当たり前って言えば当たり前なんだけど、その広さは市立図書館に匹敵したりする。
この場所に来た本好きな子が迷子になったとか噂が飛び交っている場所。
私はその図書室の一番奥に置かれた新撰組のスペースが一番好きだった。
「えっと・・・・
今日はあるかな・・・?ってないや。
まだ借りられてるのかなぁ?」
その中でも私が今一番読みたいと思っている本。
春桜記は、誰も見た事のない不思議な本だった。
噂ではこの図書室においてあると言われてるけど、そんな本見た人は誰もいないし、その本が置かれたのは婦長さんが来るずっと前なのだと聞かされた。
私自身それが、"新撰組"について詳しく書かれた本という事しか知らない。
(まぁ実際見た事ないから分からないんだけと・・・)
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