乙女は幕末に落っこちて。

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「それならうちで働けばいいさ。 な、トシ?」 「いやいや、こんな怪しいのを……」 「こんな世間知らずな娘を、物騒な世の中に野放しにするのか?」 「そ、それは……」 な、何か、ここに置いてもらえる流れになってきてる? いや、嬉しいけど。見捨てられへんのは嬉しいけど……! 「やってくれるかね?」 うちが悶々している間に、話は進んでいたようだ。うちにはもう選択肢はひとつしかない。だから、勢いよくうなずいた。 「よろしくお願いしますっ!!!!」
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