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「みーもりんっ」
「んぬがっ!?」
気持ちよーく眠っていたうちは、友達に起こされ、女とはおもえない汚い声を出して飛び起きた。
いま、うちは剣道部の合宿に来ている。場所は京都だ。
「なぁ、朝の散歩しぃひん?
わたし、早ぅに目覚めすぎてさ」
ならば一人で行って下さい。
うちはまだまだ眠いんです。
……てなことは口が裂けてもうちの将来のためには言えず、うちは偽物の笑顔をぺったり張り付けてうなずいた。
「うん、ええよ。」
「ほんま?
ごめんなぁ」
うちは出来るだけ急いで外に出られるような格好に着替えた。
そしてまた、偽物で言う。
「お待たせ」
「うん、ほな行こか」
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