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私はある日こんな夢を見た。
私の大切な友人が死んでしまう夢。
事故死だった。
いつもの帰り道、私の友人は
「今日は親がいないから、ご飯作らないといけないの。だから夕飯の食材買って帰るね」
といい、いつも違う道を帰っていった。
それが最後の別れだった。
暴走した車が彼女を跳ね飛ばし、その命を摘んでしまった。
暴走した車は盗難車だったらしく、犯人はその後逮捕された。
私は後悔した。
なぜあの時彼女を止めなかったのか。なぜ私も着いていかなかったのか。
後悔ばかりが押し寄せる。
そんな時、頭の中に直接響くような不思議な声が聞こえた。
『後悔しているのならば、やり直せばいいじゃないか。なぁ、御門優衣さん』
その瞬間、世界が崩壊した。
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