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一瞬何が起こったのか理解出来なかったが、数秒してようやく理解できた。
金髪の人が男を投げたのだった。
正確には投げ飛ばした。男は軽く10メートル以上は飛んだだろう。
金髪の人は丸でボールを投げるかのように軽々しく投げてみせた。
金髪の人は男を投げた後、もう1人の男と私の方に向き直り
「手前ら…、今頭狙っただろ?頭は打ち所が悪ければ死ぬって分かってたよな?分かっててやったんなら手前らも同じことされても文句は言えねぇよなぁ!?」
そう言うと、金髪の人はもう1人のなにが起こっているのか分かっていない男も投げ飛ばした。
「かっこいい…」
私は不覚にもいつの間にか頬を赤く金髪の人のたくましい姿に見とれてしまっていた…。
金髪の人は二人を投げ飛ばした後手のゴミを払う仕草で手を叩いており、私はそんな彼に助けてもらったお礼を言いにいった。
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