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それは桜が咲き始め恋の訪れを感じさせる季節の中での出会いだった。
――――私は14歳の春を迎える。
薬や消毒液の独特の匂いがする所で私はあなたを見つけた。
茶色の髪に大きな瞳。
その端整な顔立ちと甘い香りに私は、はまってしまったのだ。
――カッコいい。
生まれて初めて
男の人をカッコいいと思った。
あ、もちろん!!
普通にカッコいいとか思ったことはある。
でも、心から。
胸がギューってなるくらい
カッコいいと思ったのは初めてだ。
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