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先輩が先生の方に向かっていった。
「夏輝くん今用意するから座ってちょうだい。」
「はーい」
そう言って先輩がくるっとこっちに振り返った。
茶色のサラサラの髪が少し揺れた。
そしてまた私の隣に腰をおろした。
カッコいい…。
夏輝先輩っていうんだ。
名前も素敵です!
なんて思ってたら
「二年生?」
ドキっ!!!!!!!
いきなり話しかけられて私はまたびくっとしてしまった。
えっ!!先輩が話しかけてきた!?
私は先輩の方にゆっくり顔を向けた。
「ごめん。なんかびっくりさせちゃった?」
先輩は少しおかしそうに笑いながら話し
かけてきた。
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